2026.9.18: Handel "Alcina"

前奏曲が始まると幕のまえにソリストが並んで芝居をする。ルッジェーロとブラダマンテが結婚式をあげようとしていたが、上手から出てきた黒のミニドレスのアルチーナがストップモーションをかけ、書類をゴミ箱に入れたり、指輪を取り上げたり。Lisette Oropesaの横柄で自己中心的な小悪魔演技がいい。

幕があがると、アルチーナの部屋、4枚の写真が飾ってある。ジーンズをはいた小太りの男装(実はブラマンテ)が恋人を助けにやってくる。動物の被り物のダンサーたちが踊る。

少年が父を探しにきて賢明に歌うもアルチーナは邪険にする。ライオンの頭の男(実)が少年に近寄るも逃げられる。

アルチーナのベットにルッジェーロがいる。このメゾEmily D'Angelo、イケメンだなあ。ベットの横にでかい被り物の犬がはりついているのはなんだ?彼女に飽きられて動物に変えられた元恋人たちか。

アルチーナの妹モルガナが下着がすけてる紺のドレスで小太りを誘惑すると、彼女の恋人でマッチョなオロンテが怒る。

アルチーナがでかい香水の瓶を押すと、なんか噴射されて別の女に魔法がかかる。よくわからん。脇役が能面演出になるのはRichard Jonesの十八番、でもあまり効果がない。

モルガナがアリア「私を魅惑しに返ってきて」でブラダマンテを救ったらしい、コロコロするいい歌だ!

休憩のち2幕。

アルチーナが男装のブラマンテに心変わりをしたときいたルッジェーロが、彼女の写真を抱えて嘆く。

ピューリタンの服をきた男メリッソがルッジェーロを説得する。狩りに行きたいと頼んで逃げることにする。

そのことに気づいたアルチーナが悲しみと怒りを爆発させるアリア「ああ、私の心の人よ」、ものすごい出来で泣いてしまった。彼女には幸せになってほしい・・・

借りに行くルッジェーロは、スコットランドのスカートをはいている。台にのった緑の庭がでてきて、木に登ってアリア「緑の牧場よ、心地よい森よ」。

アルチーナが魔法をかけようとするが、力が出ずに倒れてしまう。

休憩のち3幕。

アルチーナの部屋の写真が4枚ともピューリタンになっている!

小屋でモルガナがオロンテを押し倒し、小屋がまわると、すっきりしたオロンテが出てくる。

アルチーナの香水の瓶が壊され、彼女の敗北かと思いきや。ピューリタンのパンフレットをエロ本に変えて、人々は快楽の方が好き〜、という痛快なエンディングだった!敵役をピューリタンのカルトにしてしまったのが大正解。

ヘンデルなので、物語がよくわからん。魔法の島なので、舞台セットを次々と変えた演出はよかったが、どれもいまいち記憶に残っていない。

歌はみなよかったが、Lisette Oropesaが格段にうまい。完璧に美しく、軽やか。あんな細い身体で細いピンヒールはいて、よく声がでるなあ。見た目も歌もブラマンテがちょっと物足りない、と思ったら、2022年の初演のVarduhi AbrahamyanからBeth Taylorに変更になってた。メリッソと子役も違うか、そんなに気にならなかった。

出待ちしたのに、ルッジェーロとブラダマンテしか出てこなかった。混んでてLisette狙いだったので写真も取れず、肝心のLisetteは一時間まっても来なかったー。もう一回みたいけど、日程が合わない。

イケメンメゾは、アリオダンテではないか!彼もよかった、今日はLisetteの影に隠れていたが。

STAFF & CAST


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