2026.6.14: Wagner "Das Rheingold"

やり手な女マネージャーが、TerfelとKeenlysideのサポートを得たり、古い名演出を買い付けてきたりして、いい演目を次々を送り出してきたGrange Park Operaがついにリングサイクルに挑む!出張後、空港からレンタカーで、序夜「ラインの黄金」の初日に参戦。

音楽が始まると水色の紗幕の中、三人の乙女たちがうたう。三人とも脚立に乗って、似ているが微妙に違う淡い水色のドレス。その前に普通のズボン姿のアルベリッヒが登場し、彼女たちを覗き込む。普通に物語に忠実な演出だが、ワクワクする。背景が地球になった。

椅子に座らせられ、乙女たちにからかわれ、ヒラヒラのスカートを着せられる。背景は月になる、電飾のコードで登って奪った?

場面かわって、普通の白い家。中央にテーブルがあり、白い服をきた男が佇んでいる。眼帯をしているのでヴォータンだとわかる。白い服の女フリッカがきてなんかいう。その妹フライアも白い服。神々はみんな白なんだな。

フライアはテーブルの下に隠れ、二人の男が追いかけてくる。一人はスーツ姿、高一人は作業着。巨人でなく、普通に女を追ってる男だが、怖い。幸福の神フローは彼女を抱きしめ、雷神は工具をかかげて応戦。

臙脂の服にブーツをはいた男ローゲがきて、アルベリッヒのことを報告し、彼の指輪を奪って巨人たちに横流ししようと。そんな考えがすべての不幸の始まりです。巨人たちが家を壊して、火の手があがる。

場面かわって、地下、下手に大きな歯車があり、各地の示した時計がある。檻に入っていた小柄な爺がミーメ、この歌手がすごくいい。工事の眼鏡と作業エプロンをつけてる。

対して、下手の高いところに出てきたアルベリッヒは、指輪をして高そうな服に着替えている。ヴォータンとローゲに言いくるめられて、白い家に連行される。ミーメちゃんがお金を檻につめて逃げていた。

白い家でアルベリッヒがテーブルの上にのせられ、椅子につながれ、拷問を受けて指輪を奪われる。

男二人がフリッカを連れてきて、彼女はDVをうけているのか怪我をしているが、スーツの男ファーゾルトに抱きしめられ、彼女も抱きついているのが怖い、それを嫉妬深く見守る作業着の男ファフナーも怖い。

ヴォータンが指輪を渡すのを渋ると、客席に智の神エルダが現れ、いい加減にしろと、まさにそう。

ところが指輪を手にした途端、二人の男は殺し合いを始めて御臨終。雷神が霧をはらい、幸福の神が上手に虹をかけると、壁がスライドして、奥にパルテノン神殿のタイパンが現れる。

壮大な音楽とラインの乙女たちの歌声が響くなか、脚立にのって神々が一人ずつタイパンにあがり、彫刻の形をとる。ヴォータンは妻フリッカを抱きしめ、二人もタイパンへ・・・

物語に忠実なシンプルな演出だけど、演劇的で、物語の細部までよくわかってすごくいい!!!ドイツでは読み替えまくりのトンデモ演出にうんざりしてたので、こういうのが見たかった。オケも歌手もまずまず。私はすっごい感動してスタオベしたけど、あれ、2−3人しか立ってる人がいない。。。イギリス人にはワーグナーのロマンがわからんのだろう、だったら来るなと。

まあ、低予算演出ではあるが、この先もこのまま、物語に忠実にお願いします。

STAFF & CAST


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