やっと幕があがると大勢のコーラスが綱を引きながら歌う。床はカーブしていて、中央にははしごがあり、一人上に登っている。円盤みたいなのも数個ぶら下がっている。
下手の甲板からTerfelがきて、やっとテンションがあがる。財宝やるから、娘くれ。
テーブルが並べられ、女たちがミシンをかけている!?ゼンダは模型の船をもってなんか歌う。歌は微妙。恋人のエリックがきて、女たちがいなくなり、二人で話す。
男たちが集まって酒を飲む。エリックが恋人の心変わりを嘆く。
オランダ人がゼンダと甲板をあがろうとすると、エリックがきて、俺の女と騒ぐので、オランダ人は処女でないことがわかったからか、懇願する彼女を残して、一人で甲板をあがって行ってしまう。この終盤にむかってソプラノ Elisabet Strid がよくなった。
舞台はカーブした床だけになり、ゼンダが絶望して倒れる。
ハンブルグで見たのの方がよかった。ケント・ナガノだったからなあ、ワーグナーオペラは指揮者が重要。2009年の演出、初演はMarc Albrecht指揮にゼンタがAnja Kampe。
最初はカラフルな衣装の水夫たちが、警官みたいな格好で電灯のついた部屋に集まっているのが、拘束されたオランダ人だ、という評があってなるほどと思った。