2023.10.11: Wagner "Lohengrin"

チケット売り切れてたし、ワーグナーはわざわざパリでみなくともと思ったので予定してなかったのだが。研究会おわってサイトみたら代役Klaus Florian Vogt!速攻でバスに飛び乗り、ホテルに寄って現金をもち、オペラ座まで行った。道路が混んでてもう開演時間に間に合わないかもなのだが、ただその場にいたい・・・

開演10分前にバスティーユ前でバスを降りると、また余り券が歩いてきた!厳密にいうとおじさんがチケットあるかと声をかけてきたので、ないと答えると、あっちに売りたがってる人がいたと連れて行ってくれた。チケットを見ると200EURの席だったので「あー・・・そんなない」「いくらならいい?」「これで持ち金全部」と100EUR出すとチケットくれた。まあ、いつもこんな感じだ。

白鳥の騎士のローエングリンは戦士の設定で全体的に暗い舞台で演出はいまいちだったのだが、Vogtがパワーアップしている!天使の声質のまま声量があがっている!!

湖に飛び込む男の映像から始まる。

1幕、電灯リングをバックにドイツ王、白いドレスに茶髪ロングのエルザと、カーキ色の兵士ローエングリン。

2幕、三分割映像に三分割舞台、下手からダイニング、エントランスホール、本棚のあるリビング。リビングで伯爵と妻オルトルートが悪巧み。OrtrudがNina Stemme、安定の力強さ。下手は兵士が集まり、中央は傷ついた兵士の野戦病院となる。

3幕、羽つけたダンサーと茶髪ロングのダンサーが踊る。その後は廃墟で、壊れた台にあがってローエングリンなんか歌って、エルザが座って泣いている?話がわからん。

イタリアオペラのPiotr Beczalaがワーグナー初挑戦だかで、その強面の見た目を生かした兵士演出だったのだろうが、代役で天使なVogtになっちゃったもんだから、話が合わない。でもネズミよりはまし。声だけきいて大満足。

STAFF & CAST


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