全編が森の演出でClaus Guth最高傑作!
男女が木にもたれていたしたり。若者が車でやってきたり。花嫁姿のツェルリーナが木のブランコにのって誘惑されたり。森の暗さも相まっていい感じに物語が進む。
女三人がドン・ジョヴァンニをこらしめる場面はバス停で。
最後は地獄に落ちるのかと思いきや、バン!と銃で撃たれて腹から血を流していた。この方がリアル。
歌手はみなまあまあ、取り立ててよかったのはOttavioだけ。
それより軽めの指揮がよかった。Giancarlo Rizzi、その音からCarlo Rizziを連想するが、親戚なのかは不明。