ラメダスは小柄で顔も爺だがいい声してる、と思ったらFrancesco Meli。高音が若干あやしいのだが。
中央に火があっただけ。ラメダスが祭司長と祈りを捧げたはず。
衣装替えしたGaranca様が変わらず地味なアイーダを叱責。
階段舞台に兵士がばーっと並び、青いスーツの王と赤いスーツのGaranca様が中央に入る。兵士数名が音楽に合わせて旗を畳む。凱旋行進曲なのに・・・。そのあともバレエ音楽に合わせて兵士がへんな踊りを踊るが、全然面白くない。
スーツ姿のラメダスが来て、Garanca様がちっこい勲章を与える。
浮浪者みたいな捕虜たちがつながれてきて、アイーダの父アモナスロがいた。Dimitri Plataniasは安定の出来。
監獄みたいなところでアイーダが父と会い、ラメダスが愛を誓うとGaranca様がやってきて捕まったー。父娘は逃げた。
ミサイルの並ぶ倉庫で、Garanca様が素晴らしい歌をきかせるも、ラメダスは改心しない。
椅子が何列にも並んだ部屋。中央の通路を通ってGaranca様がきて、椅子に座って嘆く。兵士たちがぞろぞろ入ってきて軍事裁判が始まる。ラメダスは死刑を選ぶ。
そこで部屋の扉が閉ざされ、Garanca様が鉄の扉にへばりついて嘆く。まあ、このシーンをやりたいがための北朝鮮に読み替え演出だったんだろうなあ。
演出がRobert Carsenであったことに驚愕。いつもウィットに富んだカラフルな舞台を作ってきた彼がなぜこんなことに・・・戦争の世界に影響されすぎたのか?
北朝鮮設定にしてしまうと、行進とかリズムがいちいち音楽と合わなくなってしまう。ヴェルディがいかにアラブ仕様できっちと音楽をかいていたかがよくわかる。指揮Mark Elderはそれでも何とかまとめようとしてたけど。初演はPappanoだった。
Angel Blueが降板したことでこの作品の負けは決まっていた。Christina Nilssonは割と歌えてたけど、華がなさすぎ。Meliも華ないし、本日のタイトルは「アムネリス」
なんと、オペラは今年初だった!もう5月なのに。Tannhauserは日程合わなくて、あとは見たいの全然やってなかったからなあ。
前演出はMcVicar、記憶ないけど、華やかだったんだろうなあ。もう一度みたかった。