観光に行っていてチケット売り場に行けたのは開演の30分前。売り場に戻しはなかったが、売りたい人はいて、でも100EURなので買わず。劇場前でsuche出すと100の席が割安で買えた。
舞台は暗くなんかキラキラ光っている。黒いゴミ袋がもぞもぞうごいて黒いワンピースを着た女がでてきた。ゼンタか。
光っていたのは針金で、カーテンのように大量に舞台を覆っている。合唱団はその奥にいて、ソリストは針金をじゃらじゃらよけて出て来て歌う。オランダ人とゼンタが針金に阻まれてなかなか近づけない効果はあるが。終盤、背後から照明が当たるとすごい綺麗で壮観。
抽象的すぎて物語がわからん。糸紡ぎの女たちは赤い作業着を着ただけだった。金粉をばらまいてエリックが拾って、なんかオランダ人と握手しようとして終わる。
オランダ人は去ろうとして、ゼンタが海に飛び込んで、船が沈んで、二人で昇天という結末もわからんかった。このオペラなにげに二回目。ミュンヘンでみたKonwitschnyのフィットネスクラブのせいで悪印象が。
でも演奏と合唱が素晴らしい。元々、もやっとした演奏のオケだったが、ケント・ナガノの冷たい指揮と相性がよかったのか、洗練されたいい音だった。音楽だけで感動して泣きそう。
メインの歌手二人もよかった。Jennifer Hollowayは初見、Thomas J. MayerはミュンヘンでWotan、ロンドンでもTelramundで見てたが印象なし。