オケを囲む舞台だが、使われたのは中央の回転する家のみ。その両脇に出てきた合唱団が、普通の人々を演じながら歌うのにまず感涙。ベリズモだ・・・どんなベリズモの物語が始まるんだろう・・・
家が回転すると白いネグリジェの女が、椅子に座った年配の男(父?)の膝に頭をつけているシーン。その場面は家が回転してすぐ消える。
また家が回転するとバーで、バーのおかみの太った女、その娘、バーテンがたわいもない話をして、女の子が数人上手で飲んでいる。赤茶ロングヘアの女が、あばずれだとかハブられている。これがMargot。
背の高い男性客が話しかけるが、兵隊3人が入ってくると、いそいそと出ていった。兵隊の一人はMargotに見覚えがあるといい、話すうちに元彼だと発覚。
このテノールがかなりいまいちだったので集中が途切れたところで、現彼アーティストがやってきて言い争いになり、二人とも流血して倒れ込んで幕!
えっ、えっ、何が起こったの?あらすじ読むと、現彼が彼女を誘うとして元彼が身代わりになり、彼女が現彼を刺したもよう。
Frederick Delius(1862 英)聞くの初めてで、なんかいまいちだったなあ。
休憩のち2本目の一幕オペラ。ああ、これこれ!とさすがのプッチーニ、作者初オペラなのに完成度高い。
合唱団が正装で出てきて、舞台にバラをばらまいたのち踊る。プロのダンサーではないが、役として踊っているので非常にいい!花嫁衣装のAnnaとRobertoの結婚式。
みなが去り、RobertoがでかけるというとAnnaは超不安そう。中央の家が回転すると教会で、神父であるAnnaの父?が彼を送り出す。一人になった彼は嫌そうな顔をしていて、彼の心が既に離れているのがわかる。
次のシーンでAnnaはもう死んでた。父が待ってたけど死んだこと、続けて妖精ヴィッリが不貞男を踊り殺すという伝説を語る。
4人のダンサーが妖精ヴィッリの踊り。
Robertoが家に戻るがなかなか入れない。そこへ妖精たちがきて、踊りに巻き込まれる。一人はAnnaで、ヴェールで彼の頭を覆い、首閉め!!
あっという間。オケを囲む舞台も広くつかわれていて非常によい。
家が回転すると、冒頭の父と娘が現れ、二つの物語が報われない愛と死であることに気づかさせる。さすがMartin Lloyd-Evans。このクオリティの演出で、もうちょっといい歌手使ってくれると最高なんだけどなあ。。。後半は三人とも歌がよかった。
開演前にマネージャー挨拶あり、sustanabileなオペラフェストをめざし、座席は中古椅子の寄せ集め、建物の木も船の木材などを使っているらしい。座り心地が非常に悪かった。Investecがスポンサーから降りて、チケット高くなり、これじゃもう来ないかなあ。