2022.6.9: Janacek "The Excursions of Mr Broucek" @Garange Park

Garange ParkはGlyndebourneほど有名じゃないが、ウェールズ人にコネがあるのか出演者と演目がいいので、今年は三回も行く。Telegraphにも協力してもらって先月には読者無料ライブコンサートをやってた。 先日、公共交通機関を使ってコヴェントガーデンに行ったのが怖かったので、一時間強の運転で行けるのもありがたい。数年前に引っ越してロンドン近くで行きやすくなった。バラ園はまあまあ、いろいろサービスも、名物女司会者の話が長いなどGlyndebourneにはまだまだだが。

去年は逃したDavid Pountney先生の新作「ブロウチェク氏の休暇旅行」、珍しいSFオペラらしい。久々の初オペラなので、物語を予習せずに挑む。開演直前に入ってきて私の真ん前にすわったおじさん、David Pountneyにみえた!私はStallsの一番安い最後列なので、こんなとこに演出家がいるわけない。彼の右隣のおばちゃんと久しぶり〜とハグしてて、左隣の若い女の子は肩にもたてれ寝とる。まさかな・・・

舞台は、プラハの大きな陶器?のおもちゃ箱。おもちゃみたいなものがごろごろと並んでいて、登場人物の動きがデフォルメされている。物語がわからん!

マーリンカ曰く、彼氏マザルが浮気したとか。父である堂守がきて別れろとか。

巨大なビールもって男達がでてくる。ブロウチェク氏曰く、マザルは家賃払わず浮気してると。

居酒屋ヴィカールカの店主ヴュルフル曰く、二人の争いは月まで続くと。

マーリンカが冗談交じりにブロウチェク氏に結婚してくれと。

給仕見習いの少年が巨大なソーセージもってでてくる。ブロウチェク氏が食べ忘れたもの。マーリンカと父が帰り、ブロウチェク氏がソーセージを食べる。

おもちゃがはけて、月の世界。マザルにそっくりな詩人の青空の君が、マーリンカにそっくりなエーテル姫に恋している。堂守そっくりな月森の君がエーテル姫を捕まえにやってくる。エーテル姫はブロウチェク氏を気に入ってしまい、二人で羽根の生えた缶にのって飛んでいく。

芸術の殿堂。ヴュルフルそっくりな魔光大王と芸術家達が芸術を讃える。銀ピカの衣装。

給仕見習いの少年そっくりな神童が、花の臭いをかぐだけの食事を出す。ブロウチェク氏がソーセージを食べるとみな驚き、逃げる。

休憩、あらすじ読んだら、物語がかなり忠実に再現されていた。

2幕、酔っぱらったブロウチェク氏がトイレから出られない。下ネタやめて・・・思わず小さな声でブー。あ、前のおじさん演出家かもしれないのに。休憩後はもう着席してて顔が確認できなかったのだ。

プラハの陶器の蓋はそのままに、中世風の背景が動いて街になり、竹馬にのった中世風の騎士に尋問され、赤と緑のピエロの衣装に着替える。十字軍がトランプで出てきたり。バーで赤い衣装の人と話したり。

最後は元の舞台に戻って、ブロウチェク氏はビール樽に入ってねてて、メイドと男に引き出された。

舞台セットLeslie Travers、過去に2回みてて()、あまり好きでない、今回はとくに拒絶反応が出てしまい、物語に入り込めなかった。

物語はわからんが、音楽は素晴らしかった。聞いたこともない旋律がずーっと心地よかったなあ。もう一度ききたい。レビュー記事の写真みたらあまり見覚えがない。。。

STAFF & CAST


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