2019.6.25: Offenbach "Barbe-bleue"

リヨンに行く用事があって、これがあったので行くことにした。グリム童話の「青ひげ」、バルトークのオペラが有名だが、こっちはコメディ。Laurent Pellyの新作、リヨンでは毎年新作を出してるぽい。

幕があがるとまた作り込んだ田舎の小屋。中央に小屋があり、その奥には藁が摘んであり、下手には豚とかいる・・・

かわいらしい女Fleuretteが下手からやってきて、ひょろっとした羊飼いの男Saphirといちゃいちゃしたのち、小屋の中に消えていった。赤いワンピースを着た別の強そうな女Boulotteがきて、片思いしている羊飼いに襲いかかる。

王の家来Oscarが行方不明の姫Hermiaを探しに来て、荷車にFleuretteを乗せて連れ去る。そのあと、黒皮コート黒づくめの青ひげが黒い車に乗って、6番目の嫁探しにきて、Boulotteが選ばれた。

場面かわって、王の居間。天井高い豪華な部屋。家来たちがずらりと並び、王がチェックをしている。王の妻はごついおばちゃん。姫らしくなったFleuretteが来て、婿をとれと。どこぞの王子なのだが、実はあの羊飼いだった!

休憩のち後半。地下の棺桶みたいなのが並んだ薄暗い部屋、下手には診察台がある。青ひげの家来Popolaniが白衣を着て試験管をいじっている。。。青ひげがBoulotteを連れてきて、始末しろと。自分がHermiaと結婚できるように。

Boulotteは抵抗するも薬を飲まされる。でもそれは毒薬ではなくて、目覚めると歴代の妻たちがぞろぞろ出てきた。

再び王宮。Fleuretteと羊飼いが結婚するところに青ひげが割り込んできて、続いて妻たちがやってくる。王の妻にも始末したと思っていた夫がぞろぞろいて、妻たちとカップルで、10組くらいのカップルが一斉に結婚式!!

最後ぽかーんの展開だが。Laurent Pellyはほんとこういうコメディはうまいなあ。舞台も衣装もカラフルで品がありよかった。歌手のレベルはまあまあだったが。

19.8.4思い出し書き

STAFF & CAST


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