2018.11.16: Britten "War Requiem"

珍しい舞台形式。舞台に割と近い席だが字幕が全く見えん。

舞台を二つに割って左右に巨大なスクリーン。なんか戦争ぽい分や写真が映し出される。奇形の顔とか。

第1曲:入祭唱 Introitus

二枚のスクリーンが扉のように開いて、中央に合唱隊が現れる。兵士のような紺と深緑の衣装。歌いながら一部が横たわったり、立ち上がったり。子供の合唱団もいる。

扉が完全に開いて、背景を埋め尽くすスクリーンに教会内部が映し出され、徐々にズームされる。人々が輪になって集まる。

舞台前で男が一人倒れていて、別の男(テノール)が嘆いて歌う。

第2曲:続唱 Sequentia(怒りの日)

そこからしばらく、背後と左右のスクリーン三枚で抽象的な背景(エビみたいなののアップとか、コンピュータ上の夜景みていな図柄とか、浜辺の泡のアップとか)が続いて、いまいち意味がわからず退屈。真っ赤な衣装のソプラノが歌い、合唱団は片側に寝転んだり。演奏がかなり遅めでシーン毎の間も長いので、眠い。。。

天井からどさっと雪が降ってきて一気にテンションあがる。ソプラノが高らかに歌い、怒りの始まりか?その後も雪が少しずつずっと降っていた。中央の奈落が開いて、棺桶が入れられる。

人々が出てきて、雪の中だが、コートを脱ぎ、奈落に投げ捨てる。少年二人が銃をもって対峙する。ここがクライマックス。

第5曲: アニュス・デイ Agnus Dei(神の子羊)

背景に大きく羊が映し出されて、テノールと合唱。

雪の中、背景と照明でオーロラっぽい黄色に包まれる。

雪の中、軍服の男が一人、雪の中を歩き、背後にFather Forgiveの文字。

第6曲:リベラ・メ Libera me(我を救いたまえ)

背後のスクリーンに鮮やかなアザミの花が映し出され、春になったのか?テノールとバリトンが手をつないで歌い、背景のスクリーンに縦長で夏の新緑が映し出され、最後は静かに合唱で終わる。

終わってから拍手がびみょー。舞台チームで出てきて挨拶。ブーはなく。みな意味がわからなかったのか、終演後にパンフがかなり熟れていた。

うーん、まあまあ。舞台は悪くなかったのかもしれないが。演奏と合唱とソロ歌手がなあ。。。前に聞いたのはBarbicanでソロ歌手だけでも説得力があったのだが。

STAFF & CAST


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