舞台を二つに割って左右に巨大なスクリーン。なんか戦争ぽい分や写真が映し出される。奇形の顔とか。
第1曲:入祭唱 Introitus
二枚のスクリーンが扉のように開いて、中央に合唱隊が現れる。兵士のような紺と深緑の衣装。歌いながら一部が横たわったり、立ち上がったり。子供の合唱団もいる。
扉が完全に開いて、背景を埋め尽くすスクリーンに教会内部が映し出され、徐々にズームされる。人々が輪になって集まる。
舞台前で男が一人倒れていて、別の男(テノール)が嘆いて歌う。
第2曲:続唱 Sequentia(怒りの日)
そこからしばらく、背後と左右のスクリーン三枚で抽象的な背景(エビみたいなののアップとか、コンピュータ上の夜景みていな図柄とか、浜辺の泡のアップとか)が続いて、いまいち意味がわからず退屈。真っ赤な衣装のソプラノが歌い、合唱団は片側に寝転んだり。演奏がかなり遅めでシーン毎の間も長いので、眠い。。。
天井からどさっと雪が降ってきて一気にテンションあがる。ソプラノが高らかに歌い、怒りの始まりか?その後も雪が少しずつずっと降っていた。中央の奈落が開いて、棺桶が入れられる。
人々が出てきて、雪の中だが、コートを脱ぎ、奈落に投げ捨てる。少年二人が銃をもって対峙する。ここがクライマックス。
第5曲: アニュス・デイ Agnus Dei(神の子羊)
背景に大きく羊が映し出されて、テノールと合唱。
雪の中、背景と照明でオーロラっぽい黄色に包まれる。
雪の中、軍服の男が一人、雪の中を歩き、背後にFather Forgiveの文字。
第6曲:リベラ・メ Libera me(我を救いたまえ)
背後のスクリーンに鮮やかなアザミの花が映し出され、春になったのか?テノールとバリトンが手をつないで歌い、背景のスクリーンに縦長で夏の新緑が映し出され、最後は静かに合唱で終わる。
終わってから拍手がびみょー。舞台チームで出てきて挨拶。ブーはなく。みな意味がわからなかったのか、終演後にパンフがかなり熟れていた。
うーん、まあまあ。舞台は悪くなかったのかもしれないが。演奏と合唱とソロ歌手がなあ。。。前に聞いたのはBarbicanでソロ歌手だけでも説得力があったのだが。