また人がいっぱい。和になって中央に赤いのがいたのは大蛇だったのか?家のパネルも人々が場面毎に運んでくる。
熊がきた!着ぐるみに二本足で歩いてくるー。ジークフリートが連れてきたはず。ミーメが語り。字幕追うのさぼって音楽をきいていた。気づいたら話相手が白髪のWotanになっていた。今日は声がちゃんと出ている。
ジークフリートが折れた剣を修復。ダンサーがシュレッダーをもってきて、印刷したノートングを細切れにして燃やす。ジークフリートが金槌を打つと金の紙吹雪が舞う。それが後ろのなんか巨大な機械につながっていて、上下に膨らんで空気を送る?それをしばらく繰り返したのち、ジークフリートが樽みたいなのから剣を引き抜くと、あれ〜、直ってた!
その下手脇で、ミーメが食事をつくっている。ダンサーたちの口に材料を入れ、おえーと鍋に吐き出させると料理ができあがるらしい・・・。Andreas Kriegenburg演出、人を動かして場面を作る発想はいいが、いまいち美しくないと思っていたのだが、むしろ汚い!グロいというよりは単に汚い!!美的感覚が決定的にない人なんだろうなあ。
ミーメ、指輪ほしい。
休憩中、pcで仕事してたらカンティーヌに誘われ、そこで魚料理をいただいた。おいしかった〜。のち2幕。
暗い舞台に暗い色のスーツの男アルベリッヒがいる。Wotanがきてなんか話す。指輪は渡さんとか。銃を向けて対峙、っていつの時代だ。
場面かわって、白い衣装の人々が数本の木をつくっている、、、手に緑の葉を持ちつつ。白い羽根をもったソプラノと白いドレスのダンサーが一人ずつ。それは鳥ちゃんで、ジークフリートが角笛を吹くといろいろ教える。この場面はもっと幻想的で美しくなるはず。。。
場面かわって、舞台の両脇に金網が立ち、そこに人々がはまっている。中央で、真っ赤に塗りたくったダンサーたちが大蛇の頭をつくる。目と牙だけがセットで、あとはすべて人の肉体。。。それをジークフリートが倒した。
休憩のち3幕。
白い人々の大きな塊から白い老婆Erdaが出てきてWotanになんか言う。
ジークフリートがきて、Wotanと話し、剣を向け、Wotanの槍を折った。
黒っぽい床には一面、人々が転がっている。中央の黒い人々の小さめな塊にBruennhildeが白いネグリジェで寝ている。ジークフリートが塊に近づくと、人々が動いて道をつくる。ついにBruennhildeが目覚める。
舞台は一面、真っ赤な布に覆われる。中央にシンプルなベット。フレームはただの黒い箱で、枕がのっているだけ。二人が抱き合いそうになりながらもダメよダメよを繰り返し、Bruennhildeに白いシーツをかける。
ジークフリートを最初から最後までちゃんと歌うだけで難しいのだが、バイロイトでもよかったStefan Vinkeは安定の出来。感情表現はいまいちだが。
それを圧倒的な表現力と声量でぶち負かし、全て持って行ったのはNina Stemmeだった!演出がいまいちなのはもはやどうでもいい。二人がついに結ばれた瞬間、こちらも感動で涙が出た。赤い布が波のように揺れる。
出待ちして一時間待ったけどNinaには会えず。ロンドンでもこのコンビで見られる。これでWotanがTerfelだったらなあ!