2018.3.25: Verdi "Macbeth"

久々のROH。今期の目玉、ネトレプコのマクベス夫人。まんま「マクベス夫人」だった!

ベテランのマクベスも悪くなかったのだけど。夫人の強烈なキャラとオーラに押されて完全に脇役状態。他の歌手はまあまあ。終盤に出てきたテノールが全然きこえないと思ったら、バーター出演のネトレプコ夫だった。。。

2002年作のこの演出は悪くない。全体的に黒いが。

幕があがると、赤と黒の衣装の魔女たちに扮した合唱団が振付しながら歌う。マクベスよりIldebrando D'Arcangeloのバンクォーの方がかっこいい。

夫妻の部屋、下手よりにベットがあり、上手には小さな金の檻が飾ってある。夫人が帰ってきた夫を迎え、後ろの黒い幕の向こうにやってきた王を殺させる。

パーティ会場、金の檻の前で王位をついだマクベスだが、びびって夫人に叱咤される。夫人のど金のドレスがお似合い。

場面かわって墓所。上手の水道から水が流れている。マクベスの暗殺者がバンクォーを殺す。D'Arcangeloはこれで退場かー。一緒にいった息子は水道脇のマンホールに逃げた。

休憩のちまた赤と黒の衣装の魔女たちが歌い踊る。

マクベス夫人がベットに寝転びながらアリアを歌う。迫力あってすごくよかったんだけど、最後の高音がでなかった。。。

再びパーティ会場、バンクォーの亡霊が手前に座っている。

立ち上がる民衆を率いる二人のテノールは、どっちがどっちかわからなかったが、マクダフとバンクォーの遺児マルコム。

二人はパーティ会場にやってきて、マクベスを金の檻に追い込み、刀でぐさ。マクベスは死体のまま舞台の中央に居続け、マルコムが王位をつぐ。

ネトレプコは難しいリリコのロール歌いまくってたのが信じられないほど声がでないが、声量と迫力は健在で、このロールは合っている。というか、この悪女のロールを彼女以上にできる人はいない。

チケットは速攻で完売だったけど、出待ちのファンはだいぶ減った。カウンターの向こうに鎮座して、即席のサイン会を催してくれるのはありがたい。隣の紐夫が並んで、頼んでもいないのにサインしてくれる。。。私はサイン用と予備のプログラムを二枚もってたのだが、夫ちゃんは頼んでもないのに二枚ともにサインしてくれた。いい人なんだろうけど。。。

もう一回みたいなあ。そうだろうと思って明後日のチケットも押さえてあったけど、出張が入って返券した。

STAFF & CAST


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