一曲目はオケがワーグナーの前奏曲、、、これって「トリスタンとイゾルデ」だよな?いまいち盛り上がらないので自信がなかった。
Kaufmann登場で、しらん連曲を歌う。Wesendonck Liederというらしい。最初の数曲ずっと全然声がでてなくてオイオイと思ったが、最後の曲はがんばった。
休憩のちワルキューレ。冒頭の弦楽器の連打が、、、Pappano先生さすがです!丁寧かつ勢いあり。トリスタンはあんなグダグダだったのに。
やるのは一幕、KaufmanがミュンヘンでもよくやるらしいSiegmund。そもそもこの日を選んだのはSieglindeがKarita Mattilaだから。彼女のワーグナーは聴いたことないが、さすがいい声してた!身振り手振りで気持ちも入ってる。
遅れて下手からオケをかきわけ登場したバスEric Halfvarson、小太りのおじさん、ロンドンで数度みているが記憶なし、これまた気持ち入っていい声してた。
かたやKaufmannはあまり表情も変えず、歌うことに集中している様子。調子悪いからか、でも前半とはうって変わって声はちゃんと出ている。終盤「ノーーートング!」のあたりでさらにギアをあげ、身振り手振りがなくても気持ちが伝わってお見事でした。
いつも一幕声でてねえ省エネテノールとか呼んでバカにしててごめんなさい。やっぱりアナタは顔だけじゃないスター。
前半40分しかなくてこれまた省エネだなとバカにしていたのだが、後半は一幕きっちり90分、休憩入れて2時間半の長いコンサートであった。でもあっという間。