2017.2.8: The Kaufmann Residency

数年前にやったFlorezのResidencyと同じシリーズ。内容の違うコンサート数回とMasterclassの中からPappano先生指揮のワーグナーやる回を選択。

一曲目はオケがワーグナーの前奏曲、、、これって「トリスタンとイゾルデ」だよな?いまいち盛り上がらないので自信がなかった。

Kaufmann登場で、しらん連曲を歌う。Wesendonck Liederというらしい。最初の数曲ずっと全然声がでてなくてオイオイと思ったが、最後の曲はがんばった。

休憩のちワルキューレ。冒頭の弦楽器の連打が、、、Pappano先生さすがです!丁寧かつ勢いあり。トリスタンはあんなグダグダだったのに。

やるのは一幕、KaufmanがミュンヘンでもよくやるらしいSiegmund。そもそもこの日を選んだのはSieglindeがKarita Mattilaだから。彼女のワーグナーは聴いたことないが、さすがいい声してた!身振り手振りで気持ちも入ってる。

遅れて下手からオケをかきわけ登場したバスEric Halfvarson、小太りのおじさん、ロンドンで数度みているが記憶なし、これまた気持ち入っていい声してた。

かたやKaufmannはあまり表情も変えず、歌うことに集中している様子。調子悪いからか、でも前半とはうって変わって声はちゃんと出ている。終盤「ノーーートング!」のあたりでさらにギアをあげ、身振り手振りがなくても気持ちが伝わってお見事でした。

いつも一幕声でてねえ省エネテノールとか呼んでバカにしててごめんなさい。やっぱりアナタは顔だけじゃないスター。

前半40分しかなくてこれまた省エネだなとバカにしていたのだが、後半は一幕きっちり90分、休憩入れて2時間半の長いコンサートであった。でもあっという間。

STAFF & CAST


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