2016.7
- 16.7.28 芝居「Richard III」Almeida Theatre ★★★
Ralph Fiennesみたさでリターンをゲット。開演前から舞台には穴があり、発掘作業がすすんでいる。頭蓋骨と曲がった背骨が見つかり、物語が始まる。Ralph Fiennesの冒頭の台詞でもう泣きそう。ものすごくクリアで、通常、シェイクスピア劇の英語は私にはほとんど聞き取れないのだが、ほとんどわかった。言葉を伝える力がすごい。
衣装は現代的で王達はスーツを着ている。まずRichardがウォーリック伯の娘Anneに迫り、唾を吐きかけられる。エドワード4世が死に、王子二人をロンドン塔に幽閉(して暗殺、ここは明確には描かれず)。王の妻Elizabeth Woodvilleも押し倒して犯す。やりたい放題。が、ヘンリー7世がウェールズから上陸、戦となる。戦のシーンは少なく、一つのテーブルを囲んでのモノローグ対決が圧巻。前半は役者の演技が中心、後半は演出が光り、そのコントラストがまたよかった。
シェイクスピアを感情表現でやろうとする日本人は間違ってる。台詞を美しく歌ってこそなんぼ、体を動かす必要なんかも全然ない。声を張り上げるのは、ごくたまに、感情が抑えられないときのみ。それも醜さを表現するためであり、叫んでかっこいいなんて思ってるのは勘違い。カーテンコールで、脇役の有名な女優に中央を譲り、総立ちの観客を横目に、そっとウインクしたのがかっこよすぎ。どこまでも余裕で斜め、それでこそイギリス人。
- 17.7.2-25 連続ドラマ「真田丸(24まで」
- 16.7.16 演劇「恋の骨折り損 Love's Labour's Lost」Oxford Shakespeare Company ★★☆
思い出し書き。歌が多かったし、物語はようわからんが、よかった。
- 16.7.14-27 連続ドラマ「結婚式の前日に」15.10-12 ☆☆☆
香里奈復帰作。顔が・・・すごい劣化した。演技は悪くなく、まあ見られたが。鈴木亮平には全くときめかない。救いは原田美枝子で、美保純との熟女バトルとか。
- 16.7.14 機中映画「Eddie the Eagle(途中)」2016 Dexter Fletcher ★☆☆
実在らしい。バカらしいが面白い。見所は咥え煙草でスキージャンプするHugh Jackman。彼がビールふいたところで時間切れ。
- 16.7.14 機中映画「Room」2015 Lenny Abrahamson ★★★
しらないで見たらびっくり。最初は単に仲のいい親子だと思ったが、異常に狭い部屋と会話がヘンなので監禁されていることに気づく。それはまだ序盤で、母(Brie Larson)が子を逃がし、できる黒人婦警の推察で母も助けられ、二人は祖母の元へ。祖父母は離婚してた。祖母の新パートナーはいい感じで、少年は回復をみせるも、母が発狂。今度は少年が髪を切り、母を助ける番。少年が髪を伸ばしていたのは、生身の人間は母しか知らず、それに似せるためか。最後、二人は部屋を尋ね、少年は家具とかにサヨナラして部屋を出る。冒頭にオハヨウしてたのと美しいシンメトリー。二人の演技も完璧、細部までよくできていて、テンポもよく、全く飽きさせない。
- 16.7.8,14 機中映画「In the Heart of the Sea 白鯨との闘い」2015 Ron Howard ★☆☆
聞き手の作家がBen Whishawだったので見始めたら、意外と面白い。CGすげえ。無人島に漂着したところで時間切れ(7.8)。そのあとさらにえぐいことになるが、数人生き残った−。
- 16.6.25, 7.8 機中映画「The Young Victoria ヴィクトリア女王 世紀の愛」2009 Jean-Marc Vallee ★★☆
ヒロインが美しくないのは史実通り。二人の素敵さがわかるよい映画。
- 16.7.1 フィギュアスケート全日本女子2014
宮原はよかったけど、そんな点数でるほどではない。いずれにしろ村上おわった、嫌いだったからよかった。
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