2016.5.15: Wagner "Tannhaeuser"

ロンドンでワーグナーは全然期待してなかったんだけど。

Peter Seiffert in concert!

さすがだった。爺なのに相変わらず透明な伸びる美しい声。声量もばっちり。いまだにこの人よりうまく歌えるワーグナー・テノールがいないってどういうことなんだ。

ただ爺はもう演技できないので、ほとんどコンサートだった。

舞台にはオペラ座の枠があり、幕が開くと、10数人の男女のダンサーが動く細長いテーブルと金の椅子を使って踊りまくる。肉体的にはすごそうだが、いまいち美しくないので、退屈。

ようやく歌い出したヴィーナス、、、馬だ。。。まあまあ歌えてはいるんだが、声量が足りない、顔も地味、黒いドレスも地味。って金のマーメイドドレスのMeier見ちゃってるから。

爺がただ国に帰りたいーと言うのを引き留められず。なんか演出つけてよー、盛り上がらないよー。

国では、猫背の小太りの男が待っている。Christian Gerhaherの裏声はやっぱり嫌だ。

休憩で食事のち2幕。爺が国に帰る。舞台後方の残骸はなんだ?としばらく見ていたら、1幕のオペラ座の枠の壊れたやつだ。作りは細かいが面白くない。

続いてでてきた白いドレスのエリーザベト(Emma Bell)はいい、ふう、よかった。

人々がわらわらでてきて、蝋燭を並べ、灯し、歌う。歌合戦。いまいち盛り上がらない。

タンホイザーはヴィーナスのところにいたのがばれて追放になる。

休憩でコーヒーのち3幕。中央に木があるだけ。あとで写真みたら中空にオペラ座の枠が浮いて囲んでたみたい。どうでもいい。

まだ爺はヴィーナスのところに行きたいとかいってて、エリーザベトが受難で死ぬと、救われてご臨終。

ロンドンのワーグナーはやっぱりいまいち。というか、ミュンヘンでワーグナーだけはクオリティ高かったからなあ。今日のは演出つまらん、指揮もいまいち。

カーテンコールでGerhaherがすごい拍手で納得いかない。これはミュンヘンと同じ。ロンドンクオリティ聞き慣れた人にはブーしてほしかった。。。

STAFF & CAST


目次に戻る