さすが元祖、風間杜夫と平田満うまい。風間は最初から声も枯れてたが、最後にはヘンな水色のど派手なアイシャドウも格好いいと思えてくるくらい、木村伝兵衛の説得力があった。
それよりさらにうまいのが平田なのであった。だから彼がヤスなのか、ヤスの方が難しいのか。。。声も枯らしてないし、まずどの台詞も綺麗に聞こえる。これ芝居の基本中の基本。動から静への以降も自然で、後半に臙脂のジャージで出てきて脱ぎ出してもなんかナチュラル。
対する若い二人は厳しい。中尾くんはテレビドラマの脇役などでみていて、芝居できる子だなあとは思っていたが。Sympathey for deviを歌いながら登場、サングラスをかけた強面かと思いきや、眉毛のつながった坊主頭の小僧と、、、やりすぎ。前半は見るのも嫌だった。でも熱海の浜辺のシーンになって、素の大山金太郎になった時はよかった。演出はこの子から演技を取り払って感情をむき出させないといけない。つかが演出したら一気によくなるのであろう。
アシスタントの花ちゃんは、つかの実娘で元宝塚の姫役。姿勢はいいし、足もパーンとあがるのだが、ひたすら形から入るヅカ演技。。。
これからつか芝居のヒロインはこの子が全部やるのかー。。。遺族は名作を私物化しないでほしいよな。
紀伊国屋ホール、昔しょっちゅう来てたのに、久々に行ったら迷った(爆)工事中で紀伊国屋書店の看板でてないんだもん。’