舞台は中央に金属の檻みたいなのがあるだけ。その前にショートカットの青い男装がいる(侍女マリカだった)。
合唱団がわらわら出てきて歌う、高僧ニラカンタ率いるバラモン教の信者。檻が開くと黒いレースのドレスを纏ったラクメがいる。二人の従者にでかい金の首輪とか腕輪とかつけられる。二人の従者を残して皆が去る。
ここで早くもあの有名な「花の二重唱」。いい歌だ〜。でも侍女マリカはここしか見せ所がないので、オペラだといい歌手がつかえないのが難点。
ラクメは金の豪華なアクセサリーをはずしたところで、人の気配に気づき、急いで去る。アクセサリーを残したまま。
下手からイギリス人たちがきらびやかにやってくる。ベージュの軍服を着流した男が二人、ゴシックな白い長いドレスを着た若い女二人(ジェラルドの婚約者の方は歌うまい)、あとおばちゃん。
アクセサリを見つけて、触るなとかいって、みな帰る。ジェラルドが一人残って写生することに。
ラクメが再び登場、恋に落ちる。
ニラカンタが帰ってきたのでジェラルドは逃げ帰る。でもニラカンタが聖域が破られたことに気づき復讐を誓う。
休憩のち2幕。外人が集まる露店のはずだが、バラモン教の合唱団のみ。檻が開くと水色のドレスのバレリーナが一人、出てきてめっちゃ踊る。巫女たちのバレエはすべて彼女が担っていた。この小さな野外劇場ではこれが限界か。
ニラカンタに命じられてラクメ(金のドレスに着替えた)が歌うとジェラルドがやってくる。ジェラルドは刺されちまったー、どうなるの!?
休憩のち3幕。ジェラルドはハジが救出して檻の中でラクメに抱かれて休んでいた。ラクメが聖水を汲みに出かけると、親友フレデリックがきて、婚約者のことを言った時は反応なかったが、反乱軍との戦いが始まると言ったら反応あり。
戻ったラクメがそれに気づき毒花を噛む。それでも二人は永遠の愛を誓って聖水を飲む。ニラカンタが現れていまだジェラルドを殺そうとするが、ラクメが先に死亡!!
ホランドパークは英語字幕が見やすいのであらすじ読まずに物語を楽しめるのがよい。
演奏はかなりよかった、曲もいい、歌手はまあまあ。ソプラノとテノールの高音がでないのが残念。
演出は、限られた舞台にしては、一人のダンサーも含め、上出来だと思う。