2014.7.25: Schoenberg "Moses und Aron"

ショーンベルクの「モーゼとアロン」、十二音技法とやらはノイズだった。。。一幕はつらくて開始30分後から15分おきに時計をみていた。一幕で帰った人もいたみたいだが、二幕は以外とドラマチックで、慣れてきたのもあってか、結構面白かった。みてよかった。

キャストしては最高、いつも名演のSir John Tomlinsonがモーゼ、ミュンヘンで怪演のRainer Trostがアロン。WNOの旅公演で、演出はシュツットガルド作。

1幕は国会にみたてて、アロンが演説しろとモーゼに迫る。民衆は舞台奥から議場にせまり、アロンが聖書を開いてみせるとヘビになった!とか病気直った!とか。あれ、奇蹟は演出しないの・・・?

2幕は映画館で、客席はこちらをむいていて、試写室の前に立つアロンが映像をみせると、観客が金色の子牛!とか反応する。ここも奇蹟は演出なし。4人の女が歌ったのち、周りの男女とまぐわる。。。

そこへ40日間山にこもって十戒を受け取ったモーゼが戻る。人々が退場した後、アロンと問答。「People believe what they feel」とかなかなか深い。

未完なのでここで終了。台本ではモーゼが勝つらしいけど。

STAFF & CAST


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