2014.2.16: Janacek "Katja Kabanowa" @Berlin

なぜかヤナーチェク祭り。東ベルリンオペラ2回目。ベルリンフィルの首席指揮者Simon Rattleが振るときいて。

WNOの旅公演でもみた演目だが、、、同じものとは思えない、重厚でドラマチックで、演奏家も違うんだろうが、これがラトル!?休憩なしで3幕6場を一気に。

オペラ歌手もみんなよかった。タイトルロール Eva-Maria Westbroek 好演。母役のDeborah Polaskiはなんかアナウンスがあったが歌ったはず。風邪だったのか?悪くなかったけど。

ただ演出が、、、

1場、舞台は全体的に廃墟の感じで、老婆が川で手洗濯をしている。富裕な商人ジゴイが甥のボリスをののしる。執事クドリヤーシが問うと、ボリスは人妻に恋していると打ち明ける。なぜかそこにあった冷蔵庫にはカーチャが入っている。姑マルファは息子チホンの足を洗面器で洗っている。うげー

2場、カバノヴァー家の人々が上手よりの椅子に座ったりして話す。カーチャは養女ヴァルヴァラはつらいから浮気したいと言う。チホンが旅支度してきて、カーチャが自分も行きたいと言うと、マルファが咎める。

3場、天井からは本物の雨がだーーーっと降っている。食卓テーブルに女三人が座り、マルファが嫌味を言う。ヴァルヴァラがカーチャに庭の木戸の鍵をそっと渡す。チホンが帰ってくると、マルファは机に載せてズボン脱がせて、あれーー

4場、廃墟の前で4人が鉢合わせ、ヴァルヴァラはクドリヤーシと部屋の中に消え、カーチャはついにボリスと浮気。この場面だけはグロくなかった。クドリヤーシの歌もよかった。

5場、ヴァルヴァラはボリスにカーチャが夫に告白してしまうかもと言う。クドリヤーシも来てみなでカーチャを励ますが、ついに告白してしまった。

6場、カーチャは下手手前のバスタブに横になっている。ヴァルヴァラはクドリヤーシとモスクワに逃げる。ボリスも叔父からシベリア行きを命じられ、スーツケースもって別れを告げに来る。カーチャはバスタブで手首きった?血みどろになってたが、マルファはなんか冷たく言い放って終了。チホンが妻を案じて探しに行くとかいう描写はなかったような。

で、こんな暗くてドロドロえぐいのみて何を思えと?同じ悲劇でも前日のLoy演出は温かい気持ちになれたのに、今日は気分が滅入るだけ。演奏はよかったが思い出したくもない演出。Andrea Brethドイツ人おばさんか。。。

夜行の時間がぎりぎりだったので、カーテンコールみずに出たかったのだが、ドイツはみんないつまでもいるから出るに出られず。1回目おわって出してもらったが、かなりひんしゅくだった。。。

STAFF & CAST


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