2013.10.17: Donizetti "Maria Stuarda" WNO @Oxford

WNO旅公演二日目。DonizettiやBelliniの狂乱のオペラはミュンヘンでEdi様でみまくっているが、この「マリア・ストュアルダ」はまだ見たことない。

WNOのプレトークにも行ってみた。物語の背景の説明を30分ほどしただけで、演出とか舞台プランについては言及なし。なので、次の日は行かなかった。

幕が上がると、長方形の大きな箱が一つ。一つは黒く金の飾りがついていて、もう一つはガラス張りで、女が入っている。箱がくるっと回って、黒い方の箱から赤いドレスのエリザベス女王(Adina Nitescu)が出てきて歌う。ロベルトはどこー?と尋ねたりして、片思い中らしい。長身のハゲ(タールボット卿)がスコットランド女王マリアの赦免を願い出る。

遅れて来たロベルトはおっさんだが歌は割といい。女王にマリアとの会見をとりつける。

箱がくるっと回って、ガラス張りの方でチェック柄のドレスの女(Judith Howarth)が歌う。ロベルトに女王に謝れと言われたので、偉そうにやってきた女王(たしか黒いドレスに着替えてた)に始めは低姿勢だったが、罪状をののしられたので、「アン・ブリンの娘のくせに!」と言ってしまう。ここで前夜につながるのね!

休憩のち3幕。黒い箱。エリザベッタは、なおマリアの赦免を訴えるロベルトに嫉妬して、死刑執行書にサインする。

ガラスの箱。そでから出てきたマリアが、胸の形を強調した臙脂色の甲冑みたいなの着て、女中と歌ったのち、箱にあがって膝をつき、首チョンパ寸前で暗転。ここの歌も気高くてよかった。

演出は昨日と違って、舞台も今日の方が断然よかった。黒い衣装が多いのは同じだが、箱とその動きが効いていた。指揮者も昨日とは違って、年寄りだが丁寧でよかった。

STAFF & CAST


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