2012.8.26: Purcell "The Fairy Queen" @Glyndebourne

イギリスのバロック時代の作曲家パーセル。存在もしらなかったが、イギリスでは有名らしい。この作品はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に基づいていて、Titaniaを主人公にしたものらしい。

でもこの演出は、まんま「真夏の夜の夢」だった。音楽の合間に役者たちが台詞を語る。歌手たちは脇役にすぎず、歌ってたのは村人のリーダー役のみ。舞台装置は中央になる楕円形の奈落。大きさも二つあって、場面毎に上下する。またお金かかってそう。ダンサーもいっぱい。なんか受賞作らしい。

1幕。出だしは森で女王が歌ったのち吊り下げられる。

場面かわって城、部屋は緑色、四人の男女で三角関係なのに、意に合わぬ結婚を命じられる。

四人の男女は森へ。黒人パックが軽やかにダンス。ほれ薬をつける相手を間違えて、別の三角関係になってしまう。

うさぎの着ぐるみを着たダンサーたちがたくさん出てきて、、、ご乱交。なんだこの演出はっ!これが受賞作なのか?意味わからん。

幕間はレストランを予約してみた。野菜が多いメニューで重くなくおいしかった〜。

気を取り直して2幕。

パックが正しい相手に惚れ薬をつかって、二組のカップルができた。

金色の木の下に裸体の男女が出てきて、男はロマンチスト、女はあばずれで、二人で若者の服を着て繰り出す。なんのこっちゃ。

豆の小舟でどこかに流れたり。

結婚式の場面、村人たちの劇中劇までばっちりやってた。

オペラでなく、パーセルの音楽つきの芝居を見た。チケット高すぎで立ち見だったので疲れた。

最後に劇場内の天井から赤いハートがばらまかれたのは、なにはともあれよかったが。

支配人が出てきて、来年の演目を紹介したり、スポンサーを募集したり。それがメインか。

STAFF & CAST


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