2012.8.20: Rossini "Matilde Di Shabran" #2

今日のは前売りでもチケットがどうしても手に入らなくて、フレンドでほぼ売り切れたらしい。初日からずっと20日の戻し券ないかと聞いてるのに全然出てこない。

会場に行ったら理由がわかった。今日はこの演目の最終日なので、終演後にパーティがあるのか、招待券が大量に出ている!会場にもいかつい黒服のガードマンが数人いるし。車で乗りつける客、でかい花束をもった客も多い。

私は開演の2時間前から劇場前に並び、5番目をゲット。チケット売り場が開くと、戻し券は2枚しかないと!前の人はsucheで1枚買って、その後に戻しがもう2枚出た。私の分はあるが友人の分がない。友人と場所を交代して、私はsucheするが、開演時間がしまっても一枚もこない。すると、通りすがりのおじさんが、チケット、欲しいの?売りたいの?、と聞いてきたので、欲しいんです!!!その人はたぶんプレスの人で、招待券をタダでくれた。超ドキドキの争奪戦。

みられてよかった・・・全く同じ演目・キャストだが、17日とはまた違っていた。客層が違うからか、最後だからか、FlorezもソプラノのPeretyatkoもはじけてたなあ。

Florezは出だしから走ってて、階段下りてきて止まらないから、登場の拍手こなかった。1幕の二人のラブラブ合唱の演技も激しかった。そんなんでもちゃんとハイC出てたからすごい。

でも今日はオペラ素人が多いようで、バックで詩人とかが小芝居やってるのに笑いが起きていて、ちょっと!ハイCなんだから聞きなさいよ!って感じだった。私の左隣の人は上演中にiPhoneでパンフレット照らして役名を確認してるし、その横の女は扇子の風の男がうるさいし、後ろのドイツ人夫婦は曲の合間に喋ってた。右隣のプレスの人はうまい時しか拍手しないし、カーテンコールも見ずに帰っていった。

やっぱり2幕冒頭の3曲はつまらん。その後は前回よりは集中して聞けて楽しめた。Peretyatkoは自信ついたのか声量が増してて、最後のコロラトゥーラにはなんかもってかれた感じ。

ちょっと前まではワーグナー好きを公言してたが、もう最近はすっかりロッシーニにはまってる。コロラトゥーラ最高。Florez みたいに、ロッシーニ専門のマニアックなハイテク・ソプラノが出てこないかなあ。

ロッシーニ・フェスティバル、気に入った。アドリア海に面したリゾートで、古いモザイクやフレスコの残った教会あるし、海鮮パスタもワインもジェラートも、安くて滅茶苦茶おいしい! イタリアの割に治安も良かった。昼間は観光して夜8時からオペラ。毎日違うオペラ、それもまだ見たことないオペラが見られるなんて滅多にないこと。

STAFF & CAST


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