2012.3.25: Wagner "Die Walkuere"

久々の立ち見で舞台が半分しか見えない。

David Aldenの演出から10年、Andreas Kriegenburgが新演出を手がける。私は初見だが、バイエルンでは「Wozzeck」をやってる。とくに人気というわけでなく、この人選は謎。

ワーグナーのリングの第二夜「ワルキューレ」は音楽も有名だし、Siegfried 誕生の元となるところなので、一番好き。これでお手並み拝見、と。

1幕、Sieglinde の家に生き別れになった双子の兄 Siegmund がやってきて、夫Hundingがいるにもかかわらず、キスしてごろごろ転がって、はスイカを叩き割って、大きな木が現れて、Bruennhilde が剣もって出てきて、駆け落ちする。白い衣装の女たちがわらわら現れて、二人の愛情表現をしたりする。

2幕は白い部屋、細長い絵画の前に仕事用デスクが一つ。Wotan は独眼で片目に白い眼帯してる。Fricka のシーンではウェイターが人間椅子やったり。Bruennhilde とのシーンでは壁が前後に移動して部屋の大きさが変わる。せり上がった奥舞台で男たちが剣で殺し合い、Siegmund 死んだ。Hundingもさくっと刺し殺されてた。Bruennhilde が赤いワンピースの Sieglinde を抱えて逃げる。

3幕の冒頭、半裸のダンサーが足を鳴らして踊る。これが予想以上に長かったので、思いっきりブーがかかっていた。私も思いっきりブーした(初)。

舞台には黒い人間がいっぱい串刺しになっている。ワルキューレたちは白髪のおねーちゃん。。。有名な「ワルキューレの騎行」の始まっても、鞭ふりまわしててうるさい。

最後は女たちが横たわる Bruennhilde をチューブで丸く囲んでぼーっと燃える。Sieglinde に宿る人間の Siegfried が助けにくるまで。

あーあ。新演出は最悪。もう二度と見ない。ケント・ナガノの指揮も相変わらずのろいし。

唯一の救いは、ドイツの新・騎士ことKlaus Florian Vogtの歌が評判通りによかったこと。数年前に見た時からいいと思ってたんだよね!

STAFF & CAST


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