2011.7.27: Wagner「Tristan und Isolde」@Munich

ずーっと見たくて、見る機会がなかった、ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」。いや一度Oper fur Alleであったのだが…。

Peter Konwitschny演出。なので、大がかりなセットにびみょーな原色。

1幕。船だ!白い。下手側の甲板でアイルランドの王女イゾルデと侍女ブランゲーネが会話。船が舞台上をスライドすると、上手の部屋にトリスタン。叔父のマルケ王にイゾルデを嫁がせるところ。

イゾルデ侍女にトロピカルなジュース(死の薬)を用意させ、トリスタンにも勧めて飲み干す。と、それは死の薬ではなく、愛の薬だった〜

最後の歌に感動した〜

2幕。舞台中央のカラフルなソファーでトリスタンイゾルデがいちゃいちゃ。背景は赤い森。

メロートの策略で不倫現場をマルケ王におさえられる。トリスタンは逆ギレしてメロートに剣を抜き、深手を負う。

あれ、なんか感動しない。二人の愛が全く伝わってこなかった。と思ったら、他の日本人のおばちゃんが、トリスタンが歌を間違えてイゾルデもわからなくなっていた、と言っていた。

3幕。窓が一つしかない部屋にトリスタンが倒れている。上手の壁には映像が写しだされる。彼の思い出か? 従僕のクルヴェナルイゾルデを呼んでくると、トリスタン死亡。

マルケ王の一行がやってきてなんかいっぱい死ぬ、王は二人を赦そうとしていたのだが。

トリスタンイゾルデは舞台前方の別世界へ。

3幕はよかったぞ。

王様が非常によかった。Rene Papeだもの。トリスタンやったBen Heppnerは「ローエングリン」でもダメダメだった。イゾルデやったNina Stemmeは最近、各地で大人気らしい。

久々のワーグナーで、ずっと見たかった演目で演出でよかったが。別のキャストでまた見たい。

STAFF & CAST


目次に戻る