モーツァルト嫌いなんで、見る予定はしてなかったが。友人がモーツァルトにしてはバロックでよかったというので。
照明効果をうまく使ったセットがよかった。これだけでも見る価値ある。かつ演出が元の物語と違ってて面白かった、予習し忘れたから全然わからなかったが。
少年(ミトリアーデ王の次男シーファレ)が荒海をゴムボートで渡り、島に渡る。ポントからニンフェーアに行ったのか? オレンジのコートに紺のベストに白シャツがかわいい。最後はアスパージアは白いドレス、イズメーネ黒いドレスになってた。絵とかナイフとか小道具も多用されてて、血まみて多数。少年と赤毛の少女(王の許嫁アスパージア)がパジャマ姿で枕を抱えてたわむれる。後で少女は横縞シャツにピンクのスカートに長靴に着替えた。
カウンターテナー(王の長男ファルナーチェ)が悪人ぽく少女に迫る!父王が死んだという噂を信じて。ローマ護民官マルツィオにもそそのかされ。
ロンドンからミュンヘンに移った中村恵理(ニンフェーアの総督アルバーテ)は、乞食みたいな衣装に黄色の長靴で、ちょっと可哀想な扱い…。王は生きてるよー。
王がウエディングドレスの女(長男の嫁イズメーネ)を連れてやってくる。イズメーネは長男の心変りを嘆き、王は長男の裏切りを怒る。
休憩。もうこの後は人間関係がまったくわからなかったが。今よむとこんなドロドロだったなんて!
イズメーネが長男を問い正して妥協するも、王は長男を殺し、イズメーネを次男に与えようとする。
アスパージアが結婚はいいが愛せないとか言うので、王は次男に彼女の本心を探らせる。
が、アスパージアは次男が好きで、実は両想いだったことが発覚。悩むー。
ローマ攻略、次男は出陣志願するも、長男は和平を推し、王は長男に対する不信感をつのらせ、イズメーネがなだめる…
すると長男は二人の関係を暴露!王にきかれてアスパージアも自白。王は怒り、アスパージアと次男は死ぬしかないか…
舞台にはでっかいシャンデリアが降りてきて、長男がそこに登ったり。
休憩。
王は出陣、次男も殺せと!
アスパージアは自殺しようとしたが次男が止める。次男は恋を諦めて出陣。
一方、ローマのマルツィオが長男を棺桶から救出する。長男は恋を諦めて父への忠誠を誓う。
負傷した王が次男に王位とアスパージアを与える。次男が復讐を誓うと、イズメーネがもう長男がやったと告げる。ローマと親しいフリをしていたのだと。
王は二人の息子を許す。
歌もみんなうまかったー。バロックのチェンバロの音はいい。