2011.7.26: Mozart「Mitridate, re di Ponto」@Munich

久々のPrinzregenten劇場。この劇場は見やすいのはいいのだが、安い席がない。一時間前に着いたら、売りたい人がいたので、ちと高かったが買ってしまった。

モーツァルト嫌いなんで、見る予定はしてなかったが。友人がモーツァルトにしてはバロックでよかったというので。

照明効果をうまく使ったセットがよかった。これだけでも見る価値ある。かつ演出が元の物語と違ってて面白かった、予習し忘れたから全然わからなかったが。

少年(ミトリアーデ王の次男シーファレ)が荒海をゴムボートで渡り、島に渡る。ポントからニンフェーアに行ったのか? オレンジのコートに紺のベストに白シャツがかわいい。

少年と赤毛の少女(王の許嫁アスパージア)がパジャマ姿で枕を抱えてたわむれる。後で少女は横縞シャツにピンクのスカートに長靴に着替えた。

カウンターテナー(王の長男ファルナーチェ)が悪人ぽく少女に迫る!父王が死んだという噂を信じて。ローマ護民官マルツィオにもそそのかされ。

ロンドンからミュンヘンに移った中村恵理(ニンフェーアの総督アルバーテ)は、乞食みたいな衣装に黄色の長靴で、ちょっと可哀想な扱い…。王は生きてるよー。

がウエディングドレスの女(長男の嫁イズメーネ)を連れてやってくる。イズメーネは長男の心変りを嘆き、は長男の裏切りを怒る。

休憩。もうこの後は人間関係がまったくわからなかったが。今よむとこんなドロドロだったなんて!

イズメーネ長男を問い正して妥協するも、は長男を殺し、イズメーネを次男に与えようとする。

アスパージアが結婚はいいが愛せないとか言うので、次男に彼女の本心を探らせる。

が、アスパージア次男が好きで、実は両想いだったことが発覚。悩むー。

ローマ攻略、次男は出陣志願するも、長男は和平を推し、は長男に対する不信感をつのらせ、イズメーネがなだめる…

すると長男は二人の関係を暴露!にきかれてアスパージアも自白。は怒り、アスパージア次男は死ぬしかないか…

舞台にはでっかいシャンデリアが降りてきて、長男がそこに登ったり。

休憩。

は出陣、次男も殺せと!

アスパージアは自殺しようとしたが次男が止める。次男は恋を諦めて出陣。

一方、ローマのマルツィオ長男を棺桶から救出する。長男は恋を諦めて父への忠誠を誓う。

負傷した次男に王位とアスパージアを与える。次男が復讐を誓うと、イズメーネがもう長男がやったと告げる。ローマと親しいフリをしていたのだと。

は二人の息子を許す。

最後はアスパージアは白いドレス、イズメーネ黒いドレスになってた。絵とかナイフとか小道具も多用されてて、血まみて多数。

歌もみんなうまかったー。バロックのチェンバロの音はいい。

STAFF & CAST


目次に戻る