2011.7.24: Bellini「I Capuleti e i Montecchi」#2 @Munich

今年は予定になかったのだが、オペラフェストのプログラムをうっかり見てしまったら、来てしまった。結局、引っ越してからも毎夏来ている。

また今年も、オペラ座の正面の柱も内装も現代アートで飾られている。2006年に就任したケント・ナガノのせいか。早くやめてほしい。

今日は一時間前に行ったのに、sucheしてる人が既にいっぱいで、ダメかと思ったが、運良く安い券が手に入った。激戦だったので、明日の分は高いのを買ってしまった。。。

ベリーニのロミジュリ「カプレーティ家とモンテッキ家」、2009年にシドニーで見て、ぜひKasarovaにやってもらいたいと思っていた。今年の新演目でその名をみた時は、絶対見たいと思っていた。初演は降板したらしいが。満を持してオペラフェストに登場。

カプレーティ家の軍隊?、真っ黒な舞台に真っ黒な集団、天井からなんかぶさがってるのは何だろう。。。

中心人物がジュリエッタの父カペッリオ、ロメオは敵でなんか罵られていて、医師ロレンツォがあわあわしている。ロメオがやって来て和睦を申し入れるが、婿はテバルドだと。

暗転、休憩でないが、舞台転換に時間がかかってしばし間。

舞台は壁で仕切られ、中央に真っ白な洗面台。バレリーナみたいな下着姿のジュリエッタがそこに立って嘆いていると、ロメオがやってきて二人で逃げようと。押し倒して抱き合う。

また暗転で、舞台転換に時間がかかってしばし間。

舞台は一面、真っ黒な大階段。黒っぽい衣装の人々に、バレリーナみたいな下着姿のジュリエッタが下の方に倒れている。ロメオがやってくるが、捕らえられそうになり、逃げる。

休憩。

同じ黒い階段舞台に、手前からへんな原色の衣装の人々があがっていく。ロレンツォが薬を渡してジュリエッタが仮死になったはず。

また暗転。

舞台には特に何もなし。照明が一つ丸く何もない空間を照らしているだけ。月なのか?逃亡中のロメオがロレンツォを待つが現れず、代わりにジュリエッタの死の知らせが届く。

また暗転。暗転多すぎ。

おそらく墓。ジュリエッタが客席に背を向け、両手を広げて立っている。ロメオがやってきて、その体を抱いて嘆く。ここの歌がよかった。

ロメオは毒薬を飲み、次第に声が弱々しくなっていく。するとジュリエッタが目覚めて、なぜか死ぬ。自傷したの見えず。カペッリオらがやってきて、二人をみつけ、誰の仕業かと問うと、お前のせいだと言われる。

終演後、Kasarovaさんにサインもらいにいった。大きなまん丸の目でじーっと見つめてサインしてくれて、ドキドキす!ファンを大事にするいい人なんだなあ。

STAFF & CAST


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