2010.3.6: 芝居「飛龍伝」

名古屋日帰り、つか芝居「飛龍伝」を見てきた。

癌ときいてか、昔よく来てたファンの人たちとか、前に事務所で働いてた人たちとか、勢揃いしてたらしい。

芝居も、、、1幕後の私の感想:「同窓会みたい」

大学闘争でなく東海村臨界事故がメインテーマなので、1998年の「二代目はクリスチャン」と同じ台詞も入ってる。当時の北区の面々(トメ、嶋、川畑、武田、、、)は歳とってるが、清家&及川は歳とってなくて相変わらずいいなあ、とか。懐かしい。

サブタイトルに入ってる沖縄は、沖縄側の役をテニミュの人(名前忘れた)が北区ばりに熱い芝居してたので、うまくはまってた。ああ、沖縄に原発をつくっても、電力を転送するのが大変だから、平和利用のはずがない、という理屈が使えたなあ、言うの忘れた。

2幕後の感想:「さみしいなあ」

人情劇としては、メイサは真奈美程度にはできても、東幹久と石原プロの人(徳重某)なので全く期待していなかったが、意外といけた。東が意外とかっこよくて、メイサが最後に抱きつくのも納得。

まったくもって脚本が素晴らしい。

でもボロボロ泣けるほど掘り下げることはできず、この程度ならいつでもできるよなぁと思ったり、、、新しいネタは、2幕の冒頭とアバターだけだったなぁと思ったり、、、いろいろさみしい。

「ロマンス」ネタの挿入は、ダンサーと歌手の二人が下手すぎて苦痛。寝ようかと思った。ここは赤塚&吉浦で、早稲田が小川なんじゃなかろうか。できないけど。

意外とメイサが長台詞が言えてなくて、チェレンコフ光とか思いっきり流されたのが切ない。カーテンコールも女優の実力できまるので、広末の方がよかったな。

終演後飲みながら:「下手な役者を使い続けてたせいで、先生の演出力があがった」

高度1万メートルのシーンとか、バックに男達をずらっと並べて動かす演出、台詞の言えない内田で一気にド派手&スモークたきまくり。あれー、起死回生のコーヒーカップ演出あみだしたのいつだっけ?今回は必要なかった。

今回は抑えるところは抑え、終盤に向かってテンション上がるように、うまくできてた。つか芝居の荒削りな感じがない!ていうか、つかこうへいって、そういうのやる人じゃなかったような・・・


目次に戻る