すっごいよかった!ついこの間みたミュンヘンのより全然いい。
ダンスがいっぱい。舞台装置はミュンヘンみたいにお金かかってない。ほとんど張りぼて、板に絵が描いてあるだけ。でもその横で人が本物の彫刻みたいにポーズ決めてるから、笑えない。感情面だけでなく、人間の表現のあらゆる可能性を使ってた。
ただの白い板の柱に照明で模様をあててそれっぽくしたり、本物の水にLEDライトでナイル川を表現したり。その奥にベルトコンベアーみたいなのを使って、横方向の動きを多用してた。衣装もゴージャスでよかった。
ヴェルディの音楽は素晴らしいし。プッチーニは捨て曲があるけど、ヴェルディにはそれがない。「凱旋行進曲」だけでなく、一瞬も気が抜けない。
字幕がえーごなんで、歌詞の意味がわかって、改めて開眼、って感じだった。
アムネリス「私を好きだと言ったら命を助けてあげる」ラダメス将軍「I'm ready for death.」とか、未来を予想したアイーダが墓で待ってて二人で生き埋めになるのも、しらんかったー、3度も見てるのに。
ま、これからまだまだ楽しめるってことだな。
歌もがんばってた。今回はサイドの前の方の席だったので、よく聞こえた。この劇場、反響がいまいちなんだよなあ。演奏は芝居の盛り上がりとともによくなってた。トランペット隊もツタンカーメンのヅラかぶって出演。で、あの「凱旋行進曲」!