2007.12.31: 2007年の十大ニュース

いま日本は、アフガン戦争、イラク戦争、北朝鮮危機を経て、来たる米中戦争、第三次世界大戦の主戦場になるといわれています。主戦国ですらない。武器を捨て、戦争を完全に否定することでしか、生き残れないのです。
1本が出た
岩波講座 物理の世界「元素はいかにつくられたか ― 超新星爆発と宇宙の化学進化」野本憲一編、8章「宇宙の化学進化」執筆
3月に話がきて、5月に一気に書いて、9月末に出版。校正がなかなか大変だった。ほんのちょっとだけど、ちょっとした額が入ってて、夢の印税生活の第一歩♪売れ行き好調で、第二刷が出そう。表紙も、私が描いたプレゼンで使ってた図なんだよう。岩波は色を変えただけなんだよう。
2どうしよう
狭い世界の小さな戦いで一生を終えるのは嫌だ。
日本人のよいところは、懐疑的であること。緻密なかなりいい仕事をしてるのだから、そろそろ真正面から世界に戦いを挑むべき時だ。しかも、彼らの土俵で、彼らのルールで! ごく少数の親日家の、彼ら自身の戦いのひとつの駒として、使われるだけなんて、もったいない。
最近は、完全に彼らの世界に移って(=引っ越して)、対等に仕事する人もでてきた。だが、日本に留まって、日本から世界に戦いを挑みたいのだ。 が、私にその機会が与えられるのか、難しい情勢になってきた。夏からは出せるものには全部出しているのだが。
3祖母が転んだ
9月10日、家で祖母が転んで、大腿骨頸部骨折。悩んだ末、10月4日に手術を受ける。その後は、幸いとても順調で、22日に退院。病院に何度も通って、話をして、おそろしく大変だった。もう二度と転びませんように。長生きしてくれますように。
手術するかどうか悩んでいた時、医者の友人がくれた衝撃の言葉「いくら判断力が落ちて、正確な情報を理解していなくても、自分の意思で決める、というのはその人の人生においてとても大事な要素。それも含めての寿命かな、と思う。長年生きてきた大の大人を説得できなくて悔しがる必要も後悔する必要も全然ない」
最近、祖母がドイツ旅行の話をしていて、「一番しあわせな時だった」と言っていた。あの時、連れて行っておいてよかったなあ。私はそのためにドイツに行ったんじゃないかと思うくらい。母のこともスイスに連れていったし。
大好きなデイサービスで、得意満面にその話をする祖母のむこうに、羨望のまなざしをむける幾人もの老人たちの姿がみえる。
4事故られた
5月28日、環八で渋滞の最後尾に停車してたら、後ろからきた車に追突された。むちうちで救急車で運ばれて、後で警察に行ったらむかつくこといろいろ言われた。潰れ方が異常だから、もともと壊れてたのに修理してなかったんだろ、とか。その後もずっと、特に運転したりすると首が痛い。病院に行っても、相手の保険で支払うからか、嫌なこと言われるし。不幸以外の何ものでもない。
4月にもストレス?で倒れたし、年末も胃腸炎?で死にそうになってた。体ボロボロ…
5出張続き
1月京都、3月アメリカ3週間で疲れきり、5月北海道、6月イギリス2週間、7ー8月ドイツ3週間、の合間をぬって6月石垣島に潜りに行き、帰国してからは9月岐阜・伊勢、10月野辺山、11月箱根、12月葉山、京都、と、今年も忙しかった。もう観光する気力も尽きた。
アメリカは、会議も政治的で公平でないし、町も人も食べ物も言葉も大嫌い。その上、天気も悪くて寒くて泳げないし。滞在の後半は、原爆おとしてぇー、とずっと思っていて、早く帰りたくて仕方がなかった。
イギリスは、建物も食べ物も貧しくて、町は汚くて臭いし、なんでポンドが高いままなのかほんと謎だけど、プライドだけで楽しく生きていけるみたい。オックスフォードとケンブリッジはさすが、議論は毎日充実してたし、ぬるビタのビールはおいしい。なんといっても、ハイテーブルでのディナー&デザート!イギリス貴族に生まれ変わりたい♪
下半期は、理論部が耐震工事でプレハブ暮らしで環境は劣悪。出張と、公募書類かきに追われて、論文かきの時間をとるのが精一杯で、セミナーや会議にあまり出られない。みんななんでそんなに時間あるんだろう…
6論文が出た
MPAでの集大成の論文がようやく出版。3月の会議で喚起され、Ia型超新星の論文を年内ぎりぎり投稿。年明け早々astro-ph/0801.0215に出る。
この論文を7月に亡くなられたPagel先生に見ていただけなかったのが残念だ。私にとって最初の海外での会議で、質問をされ、うまく答えられなかったので、後で答えにいったら、その答えでいいという感じにきいてくださった。ビーチにいたら他の人々に誘われてボートに乗ったが、お金を持ってなくて、先生にお借りした。次にお会いしたのは、2005年のパリでの会議で、覚えていてくださり、ぶちゅーっとキスされた。会議では中央に座って、時折、非常に的確なコメントをされていて、尊敬を新たにした。
7どいつもこいつも
友達に会うと、私、結婚するの、と言われるかと思ってヒヤヒヤする。新庄だけが唯一の救いだわ。あと川島なお美? 今年の初めはいろいろ楽しかったのに、終わってみたらダメダメだ。つーか仕事が忙しくてもーどーでもいー。
8潜り
6月に去年と同じショップで石垣島北部を潜る。マンタにもスミレナガハナダイにも会えた。珊瑚がだいぶ死んでて、とくにスノーケルしたら水面付近が真っ白でびっくりした。今年は一度しか潜れていない。
その旅行中に停電があって、計算機をシャットダウンできず、「壊れたかと思いました」と言ったら「バチが当たったんだね」と言われて衝撃を受ける。遊ぶことは罪なのか!?
日本は下に倣えの国だ。みんな我慢しているんだから、オマエも我慢しろ…、これを島国根性という。
一仕事おわったので、年明け早々にオーストラリア GBR に行くぞ!
9再会
去年の宣言通り。9月9日、劇団の同窓会で20人くらい。主宰の栗原明志が本「書」を出したので。11月24日、勢いでバンドサークルの数人と会う。合宿やろう、とか言ってたなあ。私が落ち着いたら、もっといろんな人に会いたいんだけどな。
10芝居、映画、音楽
芝居は1月の野田がよすぎて、以来見る気がしない。映画も時間がなくて、あまり見られなかった。音楽は、レピッシュの復活ライブが最高だった、上田現も復帰したし。THE HELLO WORKSで叩いてる知り合いが有名になってきてうれしい。
11恒例らぶらぶランキング
あれ、二次元がきえた。もう宮野真守はあきたよー。若手俳優が台頭、でも新規は不発。 番外:戸田恵梨香(初) 圏外:ダルビッシュ有(↓↓) 14:氷川きよし(→)あざとさが鼻につく。 13:保阪尚希(初)昼ドラのおじさんなのに。 12:鈴木祐二改め神尾佑(復活)祝レギュラー。 11:吉沢悠(復活)祝ドラマ復帰。 10:堂本光一(↓)主演ドラマがひどかった。 9:水嶋ヒロ(初)難波南。 8:山田孝之(↑)テレビに出なくなった。 7:成宮寛貴(↑)当り役なし。 6:及川光博(↑)準主役ドラマいまいち。でも若くてステキ。 5:Simon Keenlyside(→)英オペラ歌手。今年も会えた♪ 4:小栗旬(↑↑)花沢類、佐野泉。うまくなったなあ。 3:玉山鉄二(↓)主演ドラマいまいち。ヒゲ剃れ。 2:松田翔太(↑↑)西門さん、秋山さん、伊達くん。麗しい。 1:藤原竜也(→)1月の芝居でしか見てないが。

来年こそはいい年になってほしい。ここ二年はひどすぎ。


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